1年生の成長

2024年09月09日

こんにちは！日進市教育付き学童保育あかいけの杜スクール長　山内一生です。

あかいけの杜では、おやつを子どもたちが自分たちで決めています。おやつを決める当番は決まっていないので、宿題が終わった子どもたちが二、三人集まって決めています。

一年生は他の学年より早く下校するため、おやつを決めることが多いです。入所したばかりの頃は、高学年の子たちがやり方を教えながら一緒に進めていました。おやつを決めるにはいくつかの段取りがあり、子どもたちは役割を分けて行っています。来ている子どもの人数を名簿で確認する子、お菓子が人数分あるか数える子、ホワイトボードにお菓子の種類を書く子など、それぞれの役割を話し合って決めます。

お菓子の種類も、みんなで話し合って選びますが、実は一年生にとってこの「おやつ決め」は少し難しいことです。発達の段階でみると、一年生は、自分中心に物事を捉える時期であり、相手の気持や考えを想像して行動するようになるのは、7才頃からです。(子どもによって個人差はあります)そのため、「僕がホワイトボードに書きたい」「私はこのお菓子がいい」など、意見が合わずに小さなケンカが起こることもありました。

でも、何度もおやつを決める経験を重ねるうちに、「僕はお菓子を数えるね！」「私は名簿を確認するね！」と、それぞれの役割を自分から進んでやるようになってきました。

こうした姿を見ていると、やっぱり子どもたちは経験を通して成長していくのだと感じます。あかいけの杜では、これからも子どもたちが自分たちで考え、協力し合う力を育てる活動を続けていきたいと考えています。