子どもが自ら考え行動する力を育む場所

2024年12月03日

こんにちは！日進市教育付き学童保育あかいけの杜スタッフのさきこです。

日々の忙しさの中で、子どもたちが自分で考えて行動する力をどのように育てていくか、保護者の皆さまも悩まれることが多いのではないでしょうか。特に保育園児や小学校低学年の時期は、心や習慣を育む大切な時期です。この成長の土台をしっかりと支えるために、あかいけの杜では、子どもたちが「自分で考えて行動する力」を育むための多くの機会を提供しています。

例えば、1年生のSくんの成長がその一例です。Sくんは穏やかでおとなしい性格の男の子で、学童では友達と宿題をしたり、遊んだりして楽しい時間を過ごしています。さらに、2つの習い事にも取り組んでいますが、最初の頃は時間の感覚がうまくつかめず、次の習い事に遅れてしまうことがありました。スタッフが時間管理をサポートしながら見守る中で、Sくんは次第に自分で時計を見て行動を考えることができるようになりました。最近では、「習い事に行きます」と自らスタッフに声をかけるまでに成長しています。

あかいけの杜では、こうした「時間を守る力」や「自己管理能力」など、非認知能力を育むことを大切にしています。非認知能力とは、計画性や協調性、忍耐力、自制心など、将来社会で生きていくために必要な力です。学童での日々の生活や遊びの中で、これらの力が自然と身につく環境を整えています。例えば、ただ「時間を守る」という一見シンプルな行動にも、時間管理を意識し、責任を持って行動する力を学ぶ貴重な経験が詰まっています。

このように、日々の生活の中で子どもたちは少しずつ「できること」を増やしていきます。それは習い事や遊びの場面だけでなく、お友達やスタッフとの関わりの中で、互いに刺激を受けながら成長していく瞬間でもあります。Sくんの成長の姿は、あかいけの杜で過ごす子どもたちの大切な日常を象徴しているように感じます。

今後も、Sくんをはじめとする子どもたちが自ら考え、行動し、心豊かに成長していく姿を見守りながら、一緒に歩んでいきたいと思います。