人を思いやる気持ちと、自分でやってみようとする力

2025年11月12日

こんにちは！日進市教育付き学童保育あかいけの杜スタッフのまいです。

4月。入学したての1年生たちは、背中のランドセルが少し誇らしげに、そしてまだどこか大きく感じられるほど小さな体で、毎日あかいけの杜へ通ってきてくれていました。
新しい先生、新しいお友だち、新しい毎日。環境の変化に少し戸惑う表情を見せることもありましたが、子どもたちはそれぞれの歩幅で、新しい環境になじんでいく姿を、私たちはあたたかく見守っていました。

学校へお迎えに行くと、「こんにちは！」と明るい声で駆け寄ってきてくれる子どもたち。そんな姿に触れるたび、「きっとこの子たちは大丈夫」と、自然とそう思えました。

そして半年が過ぎた今。
「ただいまー！」と元気よく帰ってきて、自分の荷物をさっと片づけたり、次に何をするか考えて行動したりする姿が、すっかり日常の風景になりました。
分からないことがあれば、上級生に声をかけて尋ねる姿も見られるようになり、帰り道では「ここ、気をつけようね」とお友だちを気遣う場面も増えてきました。子どもたちの中に、やさしさや思いやりの芽が、確かに育ってきているのを感じます。

あかいけの杜では、学年のちがう子どもたちが一緒に過ごすことで、自然と関わりが生まれています。
年上の子が年下の子を支え、年下の子は年上の子の背中を見て学ぶ。そんな日々の積み重ねが、子どもたちの心と行動を大きく育てています。私たちは、子どもたちが「自分でやってみよう」と思える気持ちを大切にしながら、必要な場面ではそっと寄り添う存在でありたいと考えています。見守る距離感を大事にしているのもあかいけの杜の特徴です。

赤池小、日進西小、日進南小、梨の木小のさまざまな学校から子どもたちが集まるこの場所。
学校が違っても、学年が違っても、自然に受け入れ合い、助け合う空気が広がっています。

一人では難しいことでも、誰かがそっと手を差し伸べてくれる。
そんな安心感に包まれた毎日が、あかいけの杜には流れています。

お迎えの際に保護者の方へその日の様子をお伝えすると、「そんなことができるようになったんですね」と、うれしそうに話してくださることも。

子どもたちの成長をともに喜び合えることが、私たちにとって何よりの励みであり、よろこびです。